お知らせ

[推進員出前講座]東御市立田中小・滋野小「体験型ゼロカーボン教室」

令和6年12月16日㊊、17日㊋、18日㊌、東御市立田中小学校(4年生・5年生)、滋野小学校(6年生)にて、宮原則子・新田詔三 両推進員を派遣した講座が行われました。

☜スライド説明
エアロバイク発電体験☝
  • 講座名
    地球温暖化のことを考えよう

  • 内容
    ①スライド説明[5分]地球温暖化とは/なぜ地球温暖化は進行してしまっているのか
    ②機器体験説明[1分]実験の目的・実験方法等説明
    ③家電の測定[9分]ワットモニターを使用し、家電の消費電力を測定し、指定の用紙に測定結果を記入する。                                                                           
    ➃その他家電測定結果を伝える[1分]教室にない家電製品の測定結果を伝える
    (洗濯機、テレビ、電子レンジ、電気ポット、アイロン、冷蔵庫、エアコンなど)
    ⑤グループディスカッション[5分]これまでの実験のなかで気づいたことを話し合ってもらう。
    ⑥発表➊[5分]③⑤を行って気づいたことや感じたことを発表してもらう。
    ⑦エアロバイク体験[8分]エアロバイクを使い、家電を実際動かすことができるのか体験してもらう。
    (体験者は挙手により希望者の中から選出)
    ⑧まとめ[4分]地球温暖化を防止するには、どういった取組みが必要か説明する。
    ⑨発表➋[5分]全体を通しての感想などを発表してもらう。

  • 派遣推進員による「参加者の反応」
    ○宮原推進員
    地球温暖化を防止する取り組みについてパワーポイントを使い、わが家の工夫などを紹介するとともに、それぞれが工夫することや自然エネルギーの利用も重要であることと、大勢の人々が取り組むことで大きな効果が得られることや、今日の体験をお家の人にも伝えてほしいという要望を伝えた。
    田中小4年生

    エアロバイクで発電する体験はほとんどの生徒が希望したが、時間の関係で少人数になってしまった。
    とても楽しそうで全員に体験させてあげたかった。
    実際に測定した家電製品で消費電力が一番多かったという掃除機には皆、驚いた様子だった。
    田中小5年生
    4年生同様、エアロバイクの発電体験は大人気だった。
    最後のまとめでのおおぜいの取組みで大きな効果が得られるという言葉を受けて「一人一人の工夫が地球温暖化防止につながることが分かったので、一人一人が部屋の暖房温度などに工夫すればよいと思う」と理解が得られ、自ら挙手し発言してくれた生徒がいて、嬉しく思った。
    滋野小6年生
    エアロバイクの発電体験をこれまでの反響から全員におこなってもらうようにしたころ、次々に家電製品につなぎ、担任の先生も自らバイクに乗り楽しい雰囲気・熱気に包まれた。
    今日の感想を積極的に手を上げ発言してくれた生徒から「省エネで地球を守ることができると思った」と言われ、その力強い発言を頼もしく聞き取った。

    ○新田推進員
    ・身近な家電製品に対して、負荷の違いにより、消費電力が大きく差があり、グループ分けで、小学生の皆さんに体験から何が分かったかの質問に対して、暖める(ヒーターを使う)家電は消費量が高いと答えた人が多く、考える力にもなり、大変に良い体験であった。
    ・エアロバイク2台を使用した身体全体での発電は、負荷の蛍光灯とLEDの違い等を知る体験となり、盛り上がりました。
    ・小学生の温暖化学習は ①体を動かす ②多少ゲーム性がある ③考える力を付ける の3点等が、今後の小学生のゼロカーボン学習には必要で、地球的な大きな視野からの体験は今後の小学生に必要なことを、担当の先生方も深く理解されている。

  • 主催者による「意見・感想等」
    本年度よりただ実験器具に触れてもらうだけではなく、家電の消費電力を測定し、その結果を基に省エネについて考えてもらう授業に変更した。
    今後、内容やスケジュールなどさらなるブラッシュアップが必要なものの、田中小学校、滋野小学校の授業を通して、一つの授業形態を確立することができた。