【特集】ゴーヤ料理
“みどりのカーテン”で収穫したゴーヤを使った料理を特集します。
夏バテ予防に! ゴーヤをエコでおいしく食べましょう
長野県地球温暖化防止活動推進員 宮原則子
エコ・クッキングナビゲーター(エコ・クッキング推進委員会認定)として、緑のカーテンなどで収穫できるゴーヤのレシピを紹介させていただきます。
ゴーヤは栄養豊富ですが、体に良いとわかっていても、“苦味が苦手”な方が多いように思います。(実は私もそうです)苦味があってこそのゴーヤですが、あまり苦くなく、しかもエコなレシピをいっぱい食べて、この夏を乗りきろうではありませんか!
私は5月末(2017年)、石垣島に4泊し、苦いのは嫌いとはいえ、ゴーヤの定番メニュー・ゴーヤチャンプルの味をお惣菜として地元の方が購入するスーパーで求めました。なんと!そのゴーヤチャンプルは全く苦味が無く、「もしかして石垣島の皆さんも“苦いのが苦手”?」なんて考えちゃいました。
苦味を取るコツは『塩や砂糖でもむ』、『加熱する』ことだといわれていますが、今回のレシピで加熱したイタリアンソテーやかき揚げは苦さが全然感じられませんでした。まだまだいろいろなレシピを研究したいと思いますが、とりあえず、今回はこれまで……。体調管理に気をつけ、エコスタイルとエコ・クッキングで、暑い夏を涼しく・おいしく・楽しく過ごせるよう、工夫したいと思います。
苦くない!ゴーヤのイタリアンソテー
【材料(2~3人分)】
- ゴーヤ 1/2本
- ニンニク 2かけ位(お好みで多く入れても)
- 塩、塩コショウ、小麦粉、オリーブオイル(サラダ油でもOK) 適宜
【作り方】
- ゴーヤは1.5cmくらいの輪切りにし、塩を両面に全体に振りかけて5分位放置する。
栄養豊富なワタや種も丸ごと使います。種が硬いときには種を取り除いて。 - ニンニクは薄切りにする。
- 放置したゴーヤは表面に水分が出てくるので水で洗い流し、水気を切って塩コショウし、小麦粉をまぶす。
ワタには小麦粉が付かなくても大丈夫。 - フライパンに油とニンニクを入れ、弱い火で少し(ニンニクの色が変わらない程度)炒めたらゴーヤを加え、こんがり焼いたトースト位のきつね色になるまで、両面を時々裏返ししながら、時間をかけてしっかり焼くと、かりっとして、中身は柔らか、苦味もなくなる。
火が強いとニンニクが真っ黒こげになり、ニンニクの香りが抜けてしまうので、火加減には注意を。
最初から最後まで弱い火で焼くという気持ちで。
焼いていてもゴーヤの焼き色が付いてこないような場合には火を少し強めて。
苦味が好きな方は中火で時間を短くして焼くとgood
苦くない!ゴーヤと豚肉のかき揚げ
【材料(2~3人分)】
- ゴーヤ 1/2本
- 豚肉 100g位(少なくてもOK)
- 天ぷら粉、しょうゆ 適宜
- 下処理用砂糖 小さじ2
- 下処理用塩 小さじ1
【作り方】
- 苦味を和らげる処理として、ゴーヤは縦半分に切りワタを取り、3~5mm程度の薄切りにし、砂糖・塩をまぶして軽くもみ、数分放置する。
苦みが大丈夫なら、砂糖・塩もみはせずに、味付けした豚肉と混ぜ合わせる。 - 栄養豊富なワタや種も丸ごと使います。種が硬いときには種を取り除いて。
ワタはくり抜いた時の4~5cm位のままにしておくと、ワタであることがわかり、ワタの味が楽しめるのでオススメ! - 豚肉はせん切りにして、しょうゆを加え、全体にゆきわたるよう混ぜ合わせる。
- ①を洗って水気を切り、②と混ぜ合わせる。
- ボウルに水と天ぷら粉を溶き、③を入れ、180℃の油でいつもより時間をかけ、かりっとするまで揚げる。
豚肉のしょうゆ味がしっかりついていれば、何もつけなくてもおいしい。
大根おろしとめんつゆで食べると苦味が全然感じられなくなる。
あまり苦くない ゴーヤのスムージー
【材料(2~3人分)】
- ゴーヤ 1/2本
- 完熟バナナ 1本 *完熟でなくても、砂糖などで甘みがでるので大丈夫
- 牛乳(豆乳でも) 200~300cc位
- ヨーグルト 大さじ4杯位
- 砂糖か蜂蜜 適宜
【作り方】
- ゴーヤは縦半分に切り、4~5cm位の厚さにする。
硬い種が入っていると飲むとき、口に残り、まずくなるので、無理せずに種を取り除く。 - バナナも4~5cm位の輪切りにする。
*皮をむき、4~5等分くらいの輪切りにして、冷凍したバナナを使うと、冷たいスムージーができる。 - ミキサーに ①②、牛乳、ヨーグルトを入れ攪拌し、甘みが足りなければ、砂糖などを加える。
*牛乳は全量を最初に入れないで、攪拌した状態を確認しながら入れるとおいしく出来上がる。