ハナミズキ、ツツジに続き、紅白の花シリーズ第3弾はトチノキ(栃・橡の木/七葉樹)の花=「栃の花」。
10年ほど前、「栃乃花」という四股名のお相撲さんがいたことを思い出しました(現在は年寄・二十山)。
写真は、再び登場!ご近所の県信さんの敷地に咲くトチノキとベニバナトチノキです。
〇栃の花 燭(ともしび)かかぐ 谷暗ければ (山口青邨)
暗い谷を照らす灯火に見立てられるように、小花が円錐状に集まって咲いています。
梶井基次郎の短編小説『橡の花-或る私信-』では、「飯倉の通りは雨後の美しさで輝いていました。
友と共に見上げた七葉樹(トチノキ)には飾燈(ネオン)のような美しい花が咲いていました」と描写されています。
〇仰ぎ見る 樹齢いくばくぞ 栃の花 (杉田久女)
うつむきがちな頭を上げて、大木に咲く栃の花を仰ぎ見ませんか。
花言葉どおり、「贅沢」「健康」が手に入るかも?! [YT]