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行く秋・北陸

11/14(水)、15(木)、中部ブロック推進員・センター合同研修会に参加するため、福井に出張しました。

北陸新幹線で金沢まで出て、特急サンダーバードに乗り換えて福井駅へ。集合時間まで、駅周辺を散策しました。
福井駅前では、写真のフクイティタンの他、フクイラプトル、フクイサウルスの実物大で動くモニュメント(咆哮も!)がお出迎え!
駅を背にした交差点の先には、福井城址。こんなに近くにあるとは!
しかも、お城の敷地内に県庁・県警・県議会がすっぽり収まっていました。
“福井”の名の由来ともいわれる「福の井」、天守跡まで上がってから、復元された御廊下橋を渡ってお堀端を歩きました。
松の深緑と桜の紅葉が石垣とあいまって、絶妙なコントラストでした。

2日目は研修後、金沢に立ち寄りました。
大賑わいの「金沢21世紀美術館」の中庭を通って、地元の推進員さんオススメの「鈴木大拙館」へ。
恥ずかしながら、私は初めてお名前を知ったのですが、禅[ZEN]を海外に普及した仏教哲学者・鈴木大拙(1870-1966)の記念館を、
信州人には「東山魁夷館」でおなじみの谷口吉生氏が設計した、とあって、随所に共通点が見つかり、興味深い空間でした。
驚いたのは、この日続々訪れた観覧者の7~8割が外国の方で、館内では様々な言語が聞かれました。
黄や赤に色づいた樹々が「水鏡の庭」の水に映る様は神秘的で、時折作られる水紋を見つめる時間はかけがえがないように思えました。
隣接する「松風閣」も落ち着いた佇まいで、石燈籠のある日本庭園の「霞ケ池」には鴨が遊び、雪囲いに”行く秋”を感じました。[YT]

○枝々を 透きて日の照る 紅葉かな (久保田万太郎)

2019年11月20日