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🌼善光寺花まつり

こどもの日、「善光寺花回廊」を一目見ようと善光寺へと出掛けたら、金襴袴に天冠姿の稚児行列がちょうど山門に到着!
思いがけず、「仏都花まつり」の大法要に立ち会うことができました。

「花まつり」は、北インド・ルンビニーの花園で生まれたお釈迦様の誕生をお祝いする法会。
春の花で飾られた花御堂(はなみどう)には、白象の像の背中に水盤が載せられ、中央に誕生仏が安置されていました。

誕生してすぐに七歩あゆみを進め、右手で天を指差し、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」と宣言された姿を写した”誕生仏”の頭上に、誕生のときに空から甘い雨が降りそそいだとの故事にならって甘茶をかける「灌仏(かんぶつ)」。

「法妹(ほうまい)」といって、インド風の色鮮やかな装束を身に着けた少女たちによる舞も奉納されました。
足につけた鈴がシャランシャラン鳴り、讃美歌のような美しい楽曲が響く、異国情緒に満ちた雰囲気に、
そうだ!お釈迦様はガウタマ・シッダールタ、外国の方だったのだ--と当たり前のことに思い至りました。

「見えざる敵に備えて軍備を拡張」するのではなく、「すべての人が明るく正しく生きる道を」との大導師の宣言も心に沁みました。[YT]

2018年05月07日