先月の終わりに、水鳥が飛来することで知られる長野市・辰巳公園に行ってみました。
すると、いるわいるわ、これまで見たこともないほど、おびただしい数の水鳥が!
遊歩道を通るにも、カモたちに遠慮しながらそろそろと歩きました。
一斉に飛び立ったり、一斉に陸にあがったり、ときには喧嘩したり…。
その生態を眺めているのが面白くて、寒風吹きすさぶなか、時のたつのを忘れました。
主にオナガガモ(尾長鴨)とヒドリガモ(緋鳥鴨)の2種類。
他の種類も探すべく、出勤途中の裾花川でも目を凝らしたところ、今度はカルガモ(軽鴨)とマガモ(真鴨)に出会えました。
※こちらはスマホに双眼鏡をあてた撮影のため、画像不明瞭ですが……。
他にも、オカヨシガモ、オシドリ、コガモ、トモエガモ、ハシビロガモなど、信州でみられる鴨の種類はたくさんあります。[YT]
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辰巳公園では、鳩かと思うほどたくさんのカモがしきりに芝をついばんでいました。
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かつては灌漑用のため池だったという辰巳池にも、数えきれないほどのカモたち。水鳥の楽園。
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中央左・頭が茶色いヒドリガモ♂はお腹のピンクがキュート。
後に続く首からお腹が白いオナガガモ♂はピンと反った尾とモノトーンの羽の美しさが際立ちます。 -
手前右手で嘴を水につけて泳いでいるのはオナガガモの♂♀。
メスは全身に模様が。
前を連れだって行くのはヒドリガモの♂♀。
メスは鳩かと思う色合い。 -
着水直前の躍動感!
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眼前を飛び立つ背面をキャッチ!
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オナガガモ♂横顔アップ!
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まるで番人のように池の中程にカワウがすっと背筋を伸ばして佇んでいました。
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裾花川にはマガモ♂が。
緑色の頭に黄色い嘴、体の色合いもコントラストが効いていて小粋。「ザ・鴨」といった感じです。 -
頭を羽に埋めた寝姿もぽてっとまんまるくて和みます。
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お馴染みカルガモ。
カモは大概冬鳥ですが、カルガモは一年中見られる留鳥。
〇鴨のなく 雜木の中の 小池哉 (正岡子規)
〇日輪が ゆれて浮寝の 鴨まぶし (水原秋櫻子)
〇水鳥の ふくよかの胸 水を押す (山口青邨)