数年前の冬の朝、通勤途中の裾花川の光景です。
私は、それまでも、それからも、これほど多くの白鷺(ダイサギか)が群れているのを見たことがありません。
寒空の下、鈍い色合いの川面に純白の鷺が映え、優雅に舞うような動きが息をのむほどの美しさで、
「楽園」という言葉を思い浮かべながら夢見心地になったことを、今も覚えています。
毎年冬が来ると、またあの景色に出会えないかと、橋の手前から期待を高めるますが、残念ながら、以来一度も目にしていません。[YT]
〇凍雪(いてゆき)のひとひら 鷺と舞い立ちぬ (水原秋櫻子)