10/28(日)、「環境こどもサミット」(長野市)の学習会「生物多様性ってなに? 支えあい つながる命」を聴講してきました。
<1>身近な生きものと生物多様性――長野県環境保全研究所
「生物多様性」=「生物の種類がたくさんあること」は大切なこと。
そのためには
〇数が少なくなっている生物(=希少種)を守る
〇生物が生きるよりどころ(=環境)を守る
〇なくした環境をもう一度つくる
〇環境に悪い私たちの暮らしを見直す
〇協力して環境を守る ことが必要。
生物多様性を脅かす4つの危機
❶人の活動・開発 ❷人の活動がなくなること ❸人がもちこんだ生きもの ❹温暖化
近年、人が管理していた草原が放置されて森林化するなど、❷が増大中!
生物多様性を守るのも人の活動
〇観察して記録する……生きものの情報をわかちあう
〇地域の歴史とつながる……かつての里山の利用や管理の仕方を調べて復活させてみる など
<2>市内で出会える鳥たち――日本野鳥の会長野支部
長野市内で出会える、ウグイス、オナガ、カッコウ、カワセミ、コゲラ、サンコウチョウ、シジュウカラ、
ツバメ、ヒヨドリ、フクロウ、ムクドリ、メジロ、モズの13種類の野鳥を、鳴き声と共に紹介されました。
“観察記録をつける”ことの大切さ!
先日(10/18)の「中部ブロック合同推進員研修会」での杉本淳氏(長野県自然観察インストラクター)の講演にも通じるお話でした。
また、創立20周年記念事業「世界環境写真展」のスライドトーク(10/6)で、昆虫写真家・海野和男氏が、「環境を変えるのは人間。人間の生活が虫や動物に影響を与えている」と仰っていましたが、まさに今回のお話とぴったり重なります。
人間も、地球に生きるいきものの一つ。自然の中で他のいきものとバランスをとらなければいけない、と感じました。[YT]