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美しき雑草の花たち

雨上がりの朝、歩いて職場に向かう道すがら、目に留まったのは、しずくでキラキラ艶めいた道端の雑草たち。
道路脇に、コンクリートの隙間に、看板柱の根元に、「雑草」とひとくくりにされがちな植物が、小さな可憐な花を咲かせ、春を謳歌していました!
まさに今が見頃♪

ちょうど1年前、「ながの門前まちあるき」の「まちの植物図鑑 ~春~」コースに参加して、夢中になって道草したことを思い返し、
👉当日のレポートはこちら(ながの門前まちくらしたてもの案内所HP)
“案内人”の信州大学教育学部森林生態学研究室・井田秀行准教授から頂いた「門前の路地裏の春を彩る雑草たち」一覧で確認してみると……
おおっ!該当する種類が結構たくさん見つかりました。
例によってスマホでパシャリの拙い写真ではありますが、うれしくて『花の色別図鑑』とシャレこんでみました。

キュウリグサの星のような水色のちっちゃな花に気づけたときは、うれしさも格別でした★
ヒメオドリコソウホトケノザ、どちらも階段状になっていて、つい名前を逆に覚えてしまっていたり……。
今回、地べたに膝をついて接写してみると、花の姿もキレイ。
特にホトケノザの赤紫の点々みたいなツボミは、とても愛らしい。
ノボロギクの花も負けてはいません。つぼみ・花・綿毛が同時に楽しめます。
ミチタネツケバナの真っすぐ凛とした佇まいも好きです。
スズメノカタビラスズメノヤリは、ネーミングセンスがいい!
実際に雀に帷子を着せたり、槍を持たせたり、他にも「雀の鉄砲」もあるらしいので、なかなか勇ましい雀を想像してしまいます。
ハコベ(多分ミドリハコベ)は子どもの時分、飼っていたインコや文鳥の餌に摘んだ思い出が蘇りました!

昨日(4/5)も続きを楽しむべく、家の近所へ散歩に出かけましたが、そこらじゅうに被写体があるので、遅々として先に進みません。
あっという間に1時間超え!
コロナウィルスでつい俯きがちになってしまいますが、そんなときこそ、積極的に俯いて、雑草のお花見はいかがでしょうか?

腰が疲れて、よいしょと立って見上げると、満開のサクラ🌸 本物(?)のお花見もできました。[YT]

○よく走り よく跔(かが)む児や 花薺(なずな) (中村草田男)
○一粒の 花ははこべや 草青む (山口青邨)

2020年04月06日