ん?鳩?いやまっ黒いし。
職場近くの風情ある佇まいのお宅の屋根に、鳩らしき影が……近づいてみると「フェイク」でした。(📷写真上段左)
「フェイク」というのは失礼で、調べてみると「飾り瓦」とのこと。
今まで全く気づかなかったけれど、善光寺門前・武井工芸店さんの屋根には、なんと4羽もいたのです。(📷写真上段右)
そして今回、新たな出会いが!
ながの門前まちあるき「門前レア神社詣で」(6/19)に参加して神社めぐりをしている途中、銀猫さんの屋根瓦の上に悠然と欠伸をする猫が1匹。
なんとリアルで、なんと愛らしい。
雨が降っているのもなんのその、ついシャッターを切りました。(写真中段左)
👉ながの門前まちあるき「門前レア神社詣で」のレポートはこちら(ながの門前まちくらしたてもの案内所HP)
「他にもあるのだろうか…?」とネットで検索したところ、この猫瓦を製作した「銀猫」の瓦職人・小笠原勝之さんが、善光寺「徳寿院」の玄関屋根の猫瓦も手掛けている、という記事を見つけ、早速、行ってみました。
いました、いました。
こちらの猫はお昼寝中なのか、重ねた前足に顎を乗っけてリラックスした様子です。(写真中段右)
そして、さらにさらに、かるかや山西光寺「慈光門」の屋根の上を何気なく見ていたら、鳩が2羽、向かい合っています。
リアルな土鳩(カワラバト)かと思いきや、動かない!いつまでも動かない!
これまでの瓦の素材で作られた「飾り瓦」とは違い、羽の模様も再現された別のタイプの”飾り鳩”のよう。
うわっ、これはダマされたーー!
飾り瓦を含め「鬼瓦」をつくる職人さんを「鬼師」と呼ぶこと、鳩は今でこそ平和の象徴とされているけれど、日本では軍神・八幡神の神使で、神の外出時に危害を事前に神へ報告したり、神意を伝達・宣伝をしたりすると信じられていたこと、など初めて知ることばかりでした。
どの世界も奥が深い![YT]