この季節、通勤で川沿いを自転車で走っていると、フワフワ、ふわふわ、綿のようなモノが風に乗って漂ってきます。
「むむ?なんだろう?」と思ってきましたが、ついに正体を突き止めました!
カワヤナギ(楊)。
ヤナギ科ですが、枝はヤナギ(柳)のようには枝垂れずに直立、川辺に多く自生する雌雄異株の落葉低木、とあります。
雌雄異株だからか~、同じカワヤナギに見えるのに白い綿がびっしりな木と、そうでない木があったのは!
そして「綿の正体」は、果実が裂開した、ヤナギ科特有の「柳絮」(リュウジョ)と呼ばれる、白い綿毛のついた種子でした。
「柳絮」は春の季語になっていました。
○柳絮とぶ 道の真中に 立ちて見る (高野素十)
○柳絮おふ 家禽に空は 夕焼けぬ (飯田蛇笏)
私も、柳絮が舞う様子を立ち尽くして見た後、追いかけてみたものの、つかまえられませんでした…💦ニワトリ🐓並みってことかしら?
そして、カワヤナギといえば、長野市県町で育った画家・河野通勢(こうのみちせい1895-1950)が描いた《裾花川の河柳》!
絵のモデルとなった木が、今も県庁前緑地公園の用水脇にそびえています。
インターネット(河野通勢ギャラリー)でぜひ画像検索してみてください。[YT]