先週末の秋晴れの土曜日、小布施へドライブに出掛けました🚘
ちょうどお昼時にあたったこともあり、小布施への道も大渋滞、街中の飲食店も大行列の賑わいでした。
小布施は、何度訪れても、新しい発見があります。
今回は「おぶせオープンガーデン」を初めて体験しました。
高井鴻山記念館に向かう途中、心惹かれる小径が見えたので近づくと「WELCOME」の看板が!
「ここ通っていいみたい」と歩を進めますが、明らかに個人宅のお庭なので少しためらっていたら、家から男性が出ていらして「どうぞごゆっくり」と促してくれました。夫が気づきましたが、なんと町長さんとのこと!
「オープンガーデン」とは、個人の庭などを一般の方に公開する活動のことで、小布施では2000年に38軒でスタートし、現在は100以上のお庭が登録されていて、案内板が設置してあるお庭なら出入りは自由。
「庭主が丹精込めて育てている草木を観ながら、のんびりと〈お庭めぐり〉してみませんか?」と提案されています。
私がたまたま足を踏み入れたのは「64 市村多喜子さんのお庭」。
ホトトギス、シュウメイギクなど秋の花が上品に咲き、石燈籠や蛙の像など、とても落ち着く静かな和庭園でした。
○草の花 ひたすら咲いて 見せにけり (久保田万太郎)
実は「高井鴻山記念館」も初めて訪ねました。
浮世絵師・葛飾北斎を小布施に招いた高井鴻山の書斎「翛然楼(ゆうぜんろう)」を主として、現存する邸宅の一部を修復・公開されており、当時(江戸時代後期)の面影が色濃く残されています。
階段を上がると、北斎と鴻山が激論を交わす度に両者の膝で押しつ押されつされたと言われる火鉢も。
北斎生誕260年秋季特別展「鴻山と北斎・応為 小布施に吹いた江戸の風」開催中(~12/8)。[YT]