地球(ちきゅう)、だいじょうぶ?⑥

何(なに)かできること=お薬(くすり)は?

世界(せかい)の約束(やくそく)=パリ協定(きょうてい)

わたしたちがCO2を出(だ)す量(りょう)から、森(もり)の木(き)がCO2をすう量(りょう)などをさし引(ひ)いて、全体(ぜんたい)としてCO2の量(りょう)をふやさないようにすることを、「カーボンニュートラルゼロカーボン脱炭素(だつたんそ)」といいます。

✱「カーボン」は「CO2」=二酸化炭素(にさんかたんそ)の「C」=炭素(たんそ)の英語(えいご)「Carbon(カーボン)」。

2015年(ねん)、フランスのパリで開(ひら)かれた会議(かいぎ)=COP(コップ)21で、

  • 地球(ちきゅう)の平均気温(へいきんきおん)が上(あ)がるのを、産業革命前(さんぎょうかくめいまえ)よりも、
    2℃未満(みまん)にするとともに、1.5℃になるよう努力(どりょく)する
  • 2050年(ねん)ごろには、温室効果(おんしつこうか)ガスを出(だ)す量(りょう)をプラスマイナスゼロにする

ことを、世界(せかい)の約束(やくそく)として決(き)めました=パリ協定(きょうてい)。

お薬(くすり)は2種類(しゅるい)

約束(やくそく)をはたして地球(ちきゅう)を元気(げんき)にし、わたしたちが安心(あんしん)して暮(く)らしていくためには、2つのやり方(かた)=お薬(くすり)があります。

①温室効果(おんしつこうか)ガスをへらす。=緩和策(かんわさく)

→温室効果(おんしつこうか)ガスの3/4(4ぶんの3)を占(し)めるCO2をへらすのが近道(ちかみち)です。

次(つぎ)のページからくわしくみていきます。

  1. エネルギー
  2. 森林(しんりん)
  3. 省(しょう)エネ
②高熱(こうねつ)=温暖化(おんだんか)による影響(えいきょう)にそなえる。=適応策(てきおうさく)

高熱(こうねつ)=温暖化(おんだんか)にそなえるには

長野県(ながのけん)の目標(もくひょう)!

長野県(ながのけん)でも、2019年(ねん)に「気候非常事態宣言(きこうひじょうじたいせんげん)―2050ゼロカーボンへの決意(けつい)―」を発表(はっぴょう)、2021年(ねん)の「長野県(ながのけん)ゼロカーボン戦略(せんりゃく)」では、2050年(ねん)にはCO2をふくむ温室効果(おんしつこうか)ガスを出(だ)す量(りょう)を“実質(じっしつ)ゼロ”にすることを決(き)めました。

「長野県ゼロカーボン戦略」(2021)を基に作成

✱「正味(しょうみ)」は「温室効果(おんしつこうか)ガスを出(だ)す量(りょう)」から「森林(しんりん)がすう量(りょう)」などを引(ひ)いた残(のこ)りの量(りょう)。「再生可能(さいせいかのう)エネルギー」については次(つぎ)のページで説明(せつめい)するよ。

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